Tylerがシェイプする初のロングボード、それは1950年代の再現だった。
Early 50's 〜MID 50's のサーフィン、それは、純粋に「波に乗る」ということだった。
しかし、それがサーフィンの全てなんだ、ということを Tylerは言いたかった。
コンケーブや、ワイドノーズ、サイドフィン、ダウンレイル等、サーフボードは進化していった。
しかし、原点に戻って、波に乗ることを楽しもう、という観点から60'Sを飛び越え、50's CLASSIC に回帰した。
上記のとおり、ロッカーもかなり押さえ、ボトムはロール〜フラット〜ロール。
全体のボリュームもかなり絞ってあり、ストレートに、グライドする乗り物を再現した。
結果的に、無駄をそぎ落としているので、抵抗が一切なく、スピード性能が非常に高まり、高速で走り抜ける。
そして、サイズのある波でも、ボードボリュームに振り回されること無く、コントロールしやすいシェイプをしている。
ノーズボリュームも最小のため、ターンは非常に軽い。
一度波のポケットに入ると、うすいレイルがしっかりと波に入り、ワイドなテイル部からのプレッシャーをストレートに走りに伝え、想像以上の加速が得られる。
そして、ポケットに入り込むと、テイルがしっかりとホールドし、ノーズアクションも可能になる。極細のノーズに乗るスリルを体感することができる。