ワールドタイトルを3度取った今や伝説のサーファー
Colin McPhillips がデザインする、モデル名通りのトラディショナルノーズライダー
今までのコリンのモデルには無い、テイルのボリューム感が彼が、トラディショナルなサーフィンに傾倒し始めている事を意味する。
これは、ウォーキングを主体とするサーフィンに必要な、テイルの安定感を出すため。
つまり、非常にウォーキングやノーズライド性能を引き出しているモデルといえる。
ターンは、前述したようにボリュームのあるテイルをしっかり踏み込むタイプのターンに適しているが、通常のクラッシックボードと違うところは、レイルがダウンしていて、テイルエンドにはエッジがついているところ。
このあたりが、やはりコリンらしいデザインと言える。
彼はルースなターンをあまり好まないので、テイルを踏み込んだピヴォットターンをしながらでも、少しでもドライブしたい。
その願望をこのボードデザインに入れ込んでいる。
つまり、しっかりとしたターンが出来るので、クローズセクションで当て込むなどのアクションも非常にしやすく出来ている。
そして、その副産物として、波のハイラインをキープしやすく、早い波でも抜けていく、スピードのあるサーフィンが可能。
そして、ワイドなノーズや、パラレルなアウトライン、ワイドなテイル、そしてノーズコンケーヴから、ノーズライディングの性能は抜群。
全体の浮力感はある方なので、テイクオフも非常に楽にでき、あらゆるレベルのサーファーが楽しめるデザインになっている。
コリンのモデルの中では、トラディショナルな、ボリューム感のあるっかりとしたノーズライダーと言える。